当院では各種治療機器を設置しており,症状に合わせていろいろと使い分けて使用しております。
・干渉波治療器
異なる種類の電流を同時に流すことで新しい刺激を生み出し、より広く深く筋肉や神経に刺激を与える治療法です。患部の痛みや炎症を抑えると共に血流を促進させ、腰や関節などの深い所の痛みの治療に効果的です。
・SSP治療器
silver spike points(SSP)という金属製の特殊な電極を皮膚に吸着させ低周波電気刺激により痛みの緩和と血流の改善を促す効果があります。
鍼治療と似た効果があるため「刺さない鍼療法」としても効果を発揮させ、ツボ(経穴)をターゲットとしての治療ができるという特徴もあります。
ツボだけに限らず筋肉の硬くなって押されて痛いところ(圧痛点)や痛みの原因となっている所(トリガーポイント)を限局的に治療することが可能です。
・エナジートロン
エナジートロン療法(高電位・温熱療法)は東洋医学の思想を原点に西洋医学の技術を応用し開発された治療法です。
東洋医学では何か不調がおきるのは身体のバランスが崩れているからと考えます。
身体のバランスを保つのは「気」「血」「水」と呼ばれる3つの要素です。
「気」はからだと精神の活動に必要なエネルギー。「元気」「気力」などと言われるように、「気」は目には見えないが、生命活動の源です。
「血」はその字の通り、血液。身体をめぐることで、栄養や酸素・ホルモン・老廃物を運びます。
「水」は、体液や分泌液。血液以外のからだに必要な水分が、「血」と同様、からだに栄養を与えたり、不要なものを排出して、活動を支えます。
西洋医学の技術とは高圧電界の中に人体を置く治療方法。西洋医学の知識では未だ作用の解明までには及んでいないが、この治療で体調が良くなる事は知られています。
エナジートロン療法は、絶縁状態の人体に、最大14000Vの交流電圧の電界をつくり、酸性に傾きかけた血液を弱アルカリ(ph7.4)の血液にすることで、体のバランスを保ちます。
・マイクロカレント/ハイボルテージ複合治療器
①マイクロカレント
筋肉疲労や痛みのケアには、良好な血流循環が大切です。筋肉が疲労して血流が滞ると、全身に酸素や栄養を届けられなくなり老廃物や疲労物質が体内にとどまるため、結果的にさまざまなからだの不調を招くのです。
マイクロカレントは極めて弱い電流を使う治療法です。低周波治療などに用いられる電流の単位の100万分の1程度の強さしかなく、触ってもほとんど刺激を感じません。脳から発せられる電気刺激と似た電力を器械から発することによって患部の細胞に直接働き回復を早める効果があります。ケガをした直後の痛みや、トレーニング後のコンディショニングケアにも使用できます。また、肉離れや打撲、捻挫、骨折といった症状の回復のサポートにも期待されます。
医療の現場では、骨や筋肉などの損傷の修復や術後の回復のためにも利用されています。特にスポーツ専門の整形外科や整骨院などでは、マイクロカレント療法を取り入れているところも多いようです。
①ハイボルテージ
ハイボルテージ療法は、高電圧電流による電流刺激を、皮膚に抵抗を与えずに深部組織まで到達させ、直接患部の炎症の抑制、痛みの軽減、治癒力の促進する治療法です。
従来の電気治療法に比べ、身体の奥深い患部への直接のアプローチができるため、非常に高い鎮痛効果と即効性が望めます。特に筋肉の炎症、腫れがひどいけがの初期症状の痛みにこのハイボルテージ療法を施術することにより、より短期間での痛みと炎症を抑える治療を可能にしました。
医療やスポーツの最先端技術では、これら患部の腫れや炎症に直接作用する方法が生まれ、痛みを直接取り除き、炎症を素早く抑えることによって、けが自体も早く直し、周囲の筋肉や組織にも負担をかけない方法が採用されています。その一つで身体の深いダメージにも対応している治療方法がハイボルテージ療法です。国内外問わずトップアスリートが認めたプロの治療器を取り入れた治療プログラムであなたの健康な生活をサポートします。
・MCC治療器
MCCはMulti Cuff Care(マルチカフケア)の略称で、以下の二つの機能を持つ装置です。
①RIP (Regional & Remote Ischemic Preconditioning)
腕や脚の血流を一時的に止めることで、その後の血行を改善させます。
❶骨折・捻挫・肉ばなれなど、怪我をした所の血流が良くなり、早く改善
❷圧迫されている神経の血流が良くなり、神経痛・しびれが改善
❸筋肉の血流が良くなり、肩こり・筋肉痛が改善
❹関節軟骨の血流が良くなり、ひざ・肘などの関節痛が改善
❺全身の血流が良くなり、冷え症が改善
❻脳の血流が良くなり、歩行などが安定
②MCトレーニング(Multi Cuff Training)
筋肉を直接圧迫して筋肉内の血流を制限することで、筋肉を効率良く、特に速筋を鍛えます。
MCトレーニングは腕や脚の筋肉を直接圧迫してトレーニングを行います。筋肉を直接圧迫することにより筋肉内の血流が制限され、酸素の豊富な血液が筋肉内に入らなくなり、低酸素(無酸素)状態が維持されます。すると、酸素を必要とする遅筋(スタミナの筋肉)の活動が止まり、無酸素でも動ける速筋(パワーの筋肉)が活動を始めます。通常のトレーニングより格段に短い時間・弱い圧迫力・少ない痛みで効率よく速筋を鍛えることができます。また、血流を制限するため筋肉内には乳酸など代謝産物が流れずに蓄積します。それを脳が感知し、成長ホルモン等の生理活性物質の分泌が促進されます。
・トムソンテクニック(脊椎・骨盤矯正)
トムソンテクニックはカイロプラクティックの技のひとつであり、ほとんど痛みを感じない脊椎・骨盤矯正です。
通常の平台状のベッドとは異なり、頭部と胸部、腰部と骨盤部ごとに足置台が独立した状態で設置されているのが特徴です。それに加えて頸部と骨盤部は、単独で高さと角度を調整できるようになっているため、より細かな施術への対応が可能となっています。
次のような効果や効能が期待できます。
1. 良い姿勢になる 良い姿勢になることで、肩こりや首のこりや腰痛などが起きにくくなる傾向があります。
2.良い姿勢を保てることで、深い呼吸がしやすくなります。緊張時にありがちな浅い呼吸は、脳に酸素が行き渡りにくくなることから、 そのため、あえて深い呼吸をすることで、気を落ち着けるだけでなく、集中力が高まり、その後の対応がしやすくなる傾向があります。
トムソンベッドは患者さまの負担が少ない施術法のため、老若男女問わず利用できるのが特徴です。